3/18（金）は岡山市内への出張だった。

金曜の出張となれば、迷うことなく出張先からそのままキャンプへ流れ込むのが私流。

このパターンは、休日の渋滞を嫌い西や北へ向かう習性のある私にとって、やや疎遠な東の野営地へ足を延ばす貴重な機会でもある。

出張先からわずか１０分足らず、管理人もおらず、キャンプ場として紹介されていないこの場所のことは某所としておきたい。

この日は雨、さらに以前下見こそしていたが初めての場所での闇夜の設営という最悪なパターン。
だが、完ソロは約束されたようなものだったし、雨はこの夜に味わいたかった雰囲気にもぴったりだった。

時折強く降っていたが、概ね小雨。

とりあえずタープを張り、雨の様子を伺いながら設営する。
もっと奥まった場所に張りたいと思っていたが、翌朝の撤収手間や疲れと相談して決めたのは出入り口付近、トイレの真ん前である。

久しぶりのオープンスタイル。
籠ってばかりのキャンプをしていたので、久しぶりに感じる開放感が半端なかった。




今夜の食事はあえてコンビニで済ませることにしていた。

私にとってコンビニ食は、生活に何らかの機能不全を起こしているときによく食べていた、あまり良い思い出のないファストフードである。
日常のなんでもないきっかけで顔を出したその頃のほろ苦い記憶と雰囲気を、他人事としてソロキャンプで味わってみたいというおかしな思考だ。


その日は野営地近くにある、闇夜の郊外にぽつんと佇むローソンに行くのがなぜか楽しみでならなかった。














とあれば、やはりこいつは外せない。
言うなれば嘘くさい唐揚げ、摂取しすぎると中毒になりそうな人工的旨味を久しぶりに味わう。




フライドチキンもまた格別な人工的旨味。
さらにはポテトサラダにフライドポテト、ビールは進むが腹に半端ない重力を感じる・・・。




この日の気分には雨音とJack Johnsonの曲が異様なほど調和した。

おかしな思考はどこへやら、気付けば単にオープンスタイルのソロキャンプを楽しんでいた。
無意識のうちに感じて溜めていたらしいストレスはいつの間にか消えたようだ。




甘いものは滅多に食わないが、JIMBEAMとビターチョコレートの相性は最高だ。
とはいえ、今日の摂取カロリーを恐れてとても全部は食えなかった。

暴飲暴食をすると必ず数字に表れる。
いつも確実に結果を出してくれるこのカラダを呪いながらバーボンをすすっていた。




まったくもってぼっち。
久しぶりに焚火を楽しみたかったが、そこまでの準備と時間の余裕はなかった。次に持ち越しだ。




翌朝、しつこく霧雨が降っていた。場内はガスってどんよりとしていたので長居は無用。
完全雨撤収だが、ソロであれば自分がずぶ濡れにならない限りあまり苦痛にはならない。

水気をざっと拭いて、そのまま車の後部座席にある程度広げて投げておけば次の日にはほとんど乾いている。




冷え込む夜も多く、季節感が狂うが間違いなく春は訪れているようだ。
忙しい自覚はないがどうやら忙しいらしく、開花が間近に迫っていることなどまったく頭になかった。




勢いづいて買ったKINGにやや後悔の念。
食べる際、カップのカロリー表示を見ようとしてやめた。

翌日は友人の引っ越しの手伝いがある、大丈夫と言い聞かせ・・・




撤収日の夜は引っ越していく友人の送別会。
予感のとおり、またも暴飲暴食・・・

ここのところゆっくりとキャンプを堪能した記憶がない。５月などすでに３週が他の予定で潰れてしまっている。
しばらく続きそうな夜inのスキマキャンプばかりを憂いながら帰路に着いた。





連休最終日、たっぷり溜め込んだカロリーを消費すべく子供6人を相手に一日中バドミントンに興じる。


おかげで暴飲暴食の痕は残らなかったが、カラダは今もガッチガチである・・・(;´Д｀)