ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 中国 ソロキャンレポアウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

キャンプがあるさ

ソロキャンプ、ファミリーキャンプ、長男と山キャンプやってます。

ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡

   

前回のソロキャンプのとき、是非張ってみたいという場所を見つけていたので10/22(土)はそれを実行しに。
このキャンプ場一帯では最も上流に位置するところ。
自然のワンドになっており、渓流の河原にありながら静かな水面に異世界感が味わえる。

ただし増水すると真っ先に浸かるだろうから、上流域の天候には十分注意しなくてはならない。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


快晴とまではいかないものの、雨の心配はなさそうだった。
風が強く日中でも肌寒いが、そのおかげで至高のぼっちが予約済みという空気が流れている。
それにしてもなぜこれほど水に惹かれるのだろう
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡
とめどなく溢れる水を見ていると、ふと浮かぶ    

全国屈指の高単価を誇る我が自治体の水道料金。
6人前の水道代に、どこかいつも怯えながら蛇口を開ける私の脳裏には「これが家で使えたらすっげー金浮くよな・・・」というリアル主婦のような煩悩が。



くだらない夢に思いを馳せた後は、またもや昼寝だ。
昼間っからシュラフに潜っているのが世捨て人のようで自分でも笑ってしまうが、これぞ非日常。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


今回は日没に間に合わせようとサウナから早めに帰還。
同じ第二部も、日没後と夕暮れからのスタートではゆったり度が違うなと痛感。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


脇にはずっと崩れないで残っているケルンが。誰が何のために積んだのか。
ルートの分かりにくい山ではホッとする存在だが、河原にあるのは少し気味が悪い・・・
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


ポールにカッコよくぶら下げているウォーターボトルの中身はスポーティーなものではなく「持参した酒」だ。
そろそろ倹約に努めないと年度内のキャンプ資金が枯渇してしまう。
一見孤高のソロキャンパーもこんな生活感に溢れていようとは誰も思うまい。
まあここには他に誰もいないが     
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


チーズとナッツと狙ったように吹き込む煙で自分を燻製に。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


この日は朝起きた時から「肉が食いたい」なんて珍しいことを思ったので、忠実に叶えてやることにする。
倹約とか言ってたクセに。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


ロース、センマイ、レバーは合計200g。
多くも少なくもないドンピシャなコーディネート。
しかし生食提供禁止だなんてよくもまあくだらないルールを作ったものだ。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


熱燗をやりながらふと用済みの炭に目が留まった。
轟々と燃えてはやがて落ち着き、そのうち灰になって役目を終える。
まるで人生のようだ。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


ダイソーストーブはこの温もりが216円であることの満足感が半端ない。
ホヤ役の茶こしが少々くたびれてきたので交換時期だが、1年持ったから上出来すぎる。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


初秋の装備、着込みのまま。
気温はグングン下がり、虫もいないが季節の変化に付いていっていない人間にも辛い夜。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


ぼっちをいいことに音量大き目の音楽と酒に酔い、この後ランタンも消さずにいつの間にか眠っていた。
冬の如く冷え込んだこの夜は寒さで何度も目が覚めてしまった。タープ寝はもうやめよう。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


翌朝、朝食の準備をしていると誰かが河原に下りてくる音が。
その人物から不意に「おーい」と声を掛けられる。

そんな声の掛け方をするなんて知り合いか馴れ馴れしい・・いやフレンドリーなどこかのおっちゃんくらいかと思ったが、どうも記憶にない声。
後者かなと思ってタープから顔を出すと、なんとブログを始める以前からのキャン友iさんだった。不覚にも久しぶりすぎて分からず。

こちらが寝入った後、芝サイトに張っていたらしい。思わぬ出来事に心が躍った。
残念ながらお互いあまり時間もなかったので近況などを少し報告し合っただけに過ぎなかったが、置き去りだった古い約束を果たしてくれるという。
さっさと朝食を済ませて駐車場へ向かった。
こんな気分で食ったハンドメイド味噌汁と野沢菜のあっさり朝食が最高だったのは言うまでもない。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡


2年以上も前だろうか、「テントをやる」というそんな冗談のような約束を果たそうと、再会を待ってずっと車に積んでくれていたらしい。
その嬉しさは感慨無量だった。
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡
時間の隙あらばどこかに張りに行っていた、野営を心から愛している山形人。
こちらへ転勤してほどなく、仕事に忙殺されっぱなしで野営できずにいるという彼をずっと案じていたが何とか元気そうでなによりだった。

またの再会を誓い、早速試し張りをしたらそよそよ峡を後に。

至高のぼっちもいいが、お互いソロでゆっくり酒を酌み交わそうという彼とのもうひとつの約束もそろそろ果たしたい。



同じカテゴリー(キャンプレポ)の記事画像
今後もリピート間違いなし in そよそよ峡
備忘録 in 大滝山県民いこいの森キャンプ場
降水確率50%がもたらす静かなソロキャンプ in そよそよ峡
無題 in 吉舎いこいの森キャンプ場
たまには真水に浸かりたいじゃないか in 香六ダム公園キャンプ場
あの夏から一年 in 羽高湖森林公園キャンプ場
同じカテゴリー(キャンプレポ)の記事
 今後もリピート間違いなし in そよそよ峡 (2016-10-18 18:09)
 備忘録 in 大滝山県民いこいの森キャンプ場 (2016-10-14 18:15)
 降水確率50%がもたらす静かなソロキャンプ in そよそよ峡 (2016-10-04 18:28)
 無題 in 吉舎いこいの森キャンプ場 (2016-09-01 18:28)
 たまには真水に浸かりたいじゃないか in 香六ダム公園キャンプ場 (2016-08-26 18:18)
 あの夏から一年 in 羽高湖森林公園キャンプ場 (2016-08-04 21:25)



この記事へのコメント
iさん、いつかのために、テントずっと車に積んでたなんて(><)しんいちさんとの気持ちのつながりの深さを感じますね。やはりそよ峡は色んな赤い糸が...絡まっているのか。
タープ泊は、寒そうだなぁ。ここは、これからの季節、動物とか出出るんですかね?

びーばーびーばー
2016年11月08日 19:13
ただでさえ寒いのにそんな端っこでタープ寝ですか?しかもそばにケルン。ガチでリアルなホラーなんですけど。だってそこって…
これ以上はよう言わんです。
こんだけビビらせとけば誰もここまでは立ち入るまい。
Scene-1さんの特等席ってことになるかも。
そよ峡行くときはそこまでチェック行かんといけんかー?ちょっとしんどいので芝エリアまでチェックにきてくださいね〜

anrisaurusanrisaurus
2016年11月08日 21:43
こんにちは(・ω・)

今回はまたすごく川際に陣取りましたね
水が本当好きなんですね、と思ったら
まず考えることは水道料金ですか(笑
でも検針票見るたびに「どっかで水漏れしてるんじゃないの?」と
疑わずにはいられない料金にげっそりしますよね(ヽ´ω`)

積石はケルンっていうんですか(`・ω・´)φ
たしかにロケーション的に賽の河原にしか見えないです(笑

翌朝のiさんとの再開ってのはすごく運命的ですね
しかも久方ぶりにもかかわらず冗談のような約束を忘れずに
テントをずっと積んでおいてくれたとか嬉しすぎます

近い未来にまたそのご友人とのもうひとつの約束を
そよそよ峡で果たせますように!

いたちいたち
2016年11月09日 13:15
びーばーさん、こんにちは!

いや、当時はホント冗談くらいにしか取ってなかったんですよ(汗
まさかのまさかで、しかもずっと積んで機会を待ってくれてたなんてさらにまさかでした。

この方との運命の出会いは「あひる」に始まり、「そよ峡」で偶然再会でした。
たまたまお互い父子キャンだったのでゆっくり酒でもとはいきませんでしたが。
赤い糸はあるんでしょうね。引っ掛かってコケるような罠でなけりゃいいですがw

今年は急に冷え込んだのでホント身体がついてきてなかったです。
車に予備のシュラフや毛布もありましたが、面倒で取りに行くに至りませんでした。
風が吹いてなければタープもテントもあんま変わらないですよ。

動物はここ2年間見たことないです。
以前は野良ネコが一匹住み着いてましたが、いつからかそれすらいませんねぇ。

Scene-1Scene-1
2016年11月09日 17:43
anrisaurusさん、こんにちは!

この河原の出来事、少なくとも3件は知ってます。
最近のものはこのあたりかな~・・・なんていつも思いながら張ってます。
お葬式から帰っても塩まかないタチなのでまったく気にしてないですよ。
仏さんに悪いものはないってやつです。

それとは別に河原のケルンはなんでこんな気味悪く見えるんですかね・・・
裏大山で見たケルンは心底ホッとしたんですがw

芝だと翌朝、結構早い時間からBBQが始まったりするのでやっぱ冬ですかね~。
あ、ちゃんと芝側もチェックはしてますよw

Scene-1Scene-1
2016年11月09日 17:43
いたちさん、こんにちは!

水源を持たない自治体なので真剣に井戸掘ろうかなと思うくらい高いんですよ。
海水ならいくらでもあるんですけどね・・・

な~んてずっと考えてたわけじゃないですw
写真でお伝えできないのがもどかしいですが、川であって湖畔のような幻想的な風景でした。
増水リスクさえなければ超おすすめスポットでした。

山では貴重な道標なんですが・・・ですよね、ここでは賽の河原しか思い浮かびません。
気味悪いからと壊すのも気が引けてしまいます(^^;)

テントを頂くなんてこと自体、誠にありがたい話なんですが事もあろうに積みっぱなしで置いてくれ

てるなんてね・・・私が人妻じゃなくてよかったと思いましたよ。
惚れてまうやろー!ですよw

再会祈って頂いてありがとうございます(^^)

Scene-1Scene-1
2016年11月09日 17:43
こんばんはー
そよ峡の紅葉はまだまだみたいですね~

しかし県南とはいえホント寒かったでしょうね~
今年は急に寒くなり過ぎ!(>_<)

KERMAというブランドは寡聞にして存じ上げないのですが
コンパクトで良さそうなテントですね。
っていうかどんなお高い道具も、人の気持ちの乗った物には敵わないと思います…。
プライスレス!

jun☆jun☆
2016年11月09日 22:58
jun☆さん、こんにちは!

紅葉は前回からまだ全然進んでない感じでした。
今年も全体的に紅葉はイマイチなんですかねぇ・・・一気に茶色モードかな。

そよ峡は盆地なので夏はクソ暑くて冬は標高600位のあひるとあんま変わらん寒さです。
この時の朝も2℃でしたから、夏山装備ではそりゃ寒かったですw

KERMAはヒマラヤブランドのビジョンピークスの前身だそうです。
iさん曰く、他ブランドの真似ばっかりとのことですが、このテントも知る人ぞ知る山岳テントらしく現にいいテントでした。
同じものをずっと使い倒していて、頂いたものは新品の同じ予備のテントで貴重なものをまた・・・

まったくもってプライスレスです!

Scene-1Scene-1
2016年11月12日 10:39
溢れ水を見つめすぎて、吸い込まれん様にw
そう言えば、そこ動物見かけませんねぇ
何か感じとるとか‥
素敵な再会よかったね。。。
ひろぞー3
2016年11月12日 13:42
ひろぞーさん、こんばんは!

吸い込まれるどころか吸い込んでやりたいっすw

三年前だったか、ここへ行きだした頃には黒猫が1匹住み着いてました。
BBQ客がエサを与えてたからか、テントに寄ってきてはずっとニャーニャー言うのであっちゃいけ、くいもんはねえなんてやってましたね。

正直うざいやつでしたがいつの間にやらいなくなり、それはそれで寂しい気もしたもんです。

再会はホント嬉しかったです。
自然とつながりが広がっていくといいですねえ(^^)

Scene-1Scene-1
2016年11月14日 18:25
こんにちは。
ロケーションが良いですね。
こちらはどこなんですか?
アオトンボ
2018年05月10日 12:54
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
ぼっちもいいが時には・・・in そよそよ峡
    コメント(11)